わたしがスカートを脱ぐと、ブラジャーとパンツだけになった。恥ずかしい。そのとき社長が言った。「では下着も全部脱いでください。」
わたしは反射的に「え。。。」と言ってしまった。やっぱり下着も脱がなければいけないのか。でもこの面接に受かってここで働くためにはそれをためらっていてはいけない。わたしはブラジャーを脱ぎ始めた。
わたしは同級生の中でも胸が小さい方で、その小ささにはコンプレックスがある。なので男の人に見られるのはすごくいやだ。エッチなことをするお店であれば胸が大きい女の子の方が好まれると思う。なのでこの胸を見られたら不合格になるかも。
ブラジャーを脱いだわたしは無意識に両腕で隠すようにしていた。社長は冷たい声で、「手を退けて胸を見せてください。」と言った。
魔法の呪文。「早くあの家を出て一人暮らしをするんだ」。わたしは社長に言われたとおり胸を隠していた両腕を離した。
「ここで働いていただくことになると、お客さんに必ず見ていただくので早く慣れてくださいね。」社長が言った。わたしは「わかりました。」と答えた。このお店で働くようになるとそのうち慣れるのだろうか?
社長は「では、こちらに来ていただけますか」と言って面接をしていた部屋から出て、隣の部屋に向かった。わたしはブラジャーも脱いだのでパンツだけの姿でその後を着いていった。隣の部屋にはベッドがあった。
社長はそのベッドを指さし、「ではこちらに横になっていただけますか。」と言った。わたしは社長が言うとおりにベッドの上に横たわった。いつのまにかまた、わたしは両腕で胸を隠していた。また言われるかも、と思ったがどうしても無意識にそうしてしまう。
社長はわたしが胸を隠していることについて何も言うことなく、「ではテストを続けますよ。」と言った。