タトゥーチェック。これは面接に来るすべての女の子におこなっていることだ。最初に必ず「タトゥーを入れているか?」ということを尋ね、念の為に全裸になってもらって本当にタトゥーが入っていないかをチェックする。という目的もあるのだが、もうひとつの目的としては、初めて会った男の前で裸になることがちゃんとできるか、というチェックの意味もある。ここで裸になることを拒むようであれば当然のことながら私の店で働くということは不可能である。そしてさらにもうひとつの目的としては、ここで女の子のカラダの特徴をチェックしておき、ホームページのプロフィール欄にそのカラダの特徴について書く。胸の大きさがまず大切で、お客さんによって大きい胸がいい、という人と、小さいほどいい、という真性のロリコン客もいる。
そしてもう一点、ホームページのプロフィール欄に書く女の子のカラダの特徴としては、陰毛がある。ロリコンの男性向けの店なので、陰毛が濃いのを好むお客さんはほとんどいない。やはりロリコンのお客さんはツルツルのパイパンか、あるいは「うっすらと生えかけている」というのを好む。最近は自らパイパン処理をしている女の子が多く、そういう女の子はそれだけで人気になるので、パイパンの女の子についてはプロフィール欄に必ず書いておくことにしている。そういう理由で私の店ではパイパンにしている女の子には手当をつけることにしている。ただし、「パイパン手当」をつけている女の子については、出勤前に、この部屋で私の「パイパンチェック」を受けることになっている。ちゃんと剃り残しがないか、ということをちゃんとチェックする必要があるので。
「全部脱いでください。」と私が言うと、すずは少しためらいながら服を脱ぎ始めた。私の店のお客さんはみんなロリコンで、私はそのお客さん達を代表するロリコンであるべき、というのが私の信条。私の好みをお客さんに共有する、というのが私の役割だ。だから私は、女の子の面接を全部自分でやり、私の好みに合う女の子を採用する。私が興奮する仕草を教育する。私が興奮するコスチュームを用意して店で着させる。
。。。だから必然的に、採用するべき女の子が来たときの面接のときは、私は興奮している。これはこれまで何百人の面接をこなしてきた今の私でも変わることがない。そして今、すずが恥ずかしながら私に言われたとおり、服を脱いでいる。ためらいながら。
すずはまず、Tシャツを脱いだ。上半身がブラジャーだけになった。そのブラジャーを両腕で隠すようにしている。私はやや業務的な声で言った。「スカートも脱いでください。」
私の業務的な声の通りに、すずはゆっくりとスカートも脱ぎ始めた。そのゆっくりとした動きに、恥じらいがはっきりと見て取れた。たぶんすずは処女なんだろう、とこのとき私は思った。